考察(番外編)

2003年7月21日
現在、転職活動をボチボチと、のらりくらりとやっているわけですが、暇なので学生時代の就職活動〜新入社員として働くまでの事、思い起こして書いてみようかと思います。

就職活動のとっかかりは遅かった。2月3月位から頑張る人もいるけど、4月位から開始。普段は面倒くさがりだけど、火がつくと早い性格。バタバタと面接の日時を決め、一日に何件かの掛け持ちは当たり前。
これは、いい就職先を見つけたいとか、やりたい仕事があったわけでもなく、ずっと探してるのはヤダ、とにかく早く決めて夏にはバイトしたいという安易な動機で頑張ってた。全部で6社位受けたのかな。
で、最初に内定が出た会社に、そそくさと就職を決定してしまいました。本当に安易。でも、これは縁だったと思うし、後悔もしていない。なんか世間話ばかりしていて、他企業とは何か違う面接だな、と思ったんだけど、でも何かしらの縁を感じたんだよね。私も、多分人事担当者も。入社してから聞いた話では、その人事担当者は気にいった学生とは世間話ばかりするんだそうだ。逆に、取る気がない学生には、割と普通に自己紹介とか志望動機とか聞いて淡々とした面接をするんだって。転職活動では、即戦力と言われてはいるけれど、きっと「縁」が大事なんだと思う。
入った会社は、業界内ではトップなのだけれど、とてつもなく景気が悪かったし、下火になりつつある業界だった。いい会社なのだけれど、入った時代が悪かった。そんな事は学生時代に調べる事もしなかったし、分からなかった。だから、とても給料が悪かった。給与や人間関係、仕事に不満を持ち、辞めた同期も沢山いた。会社に対する様々な不満をこぼして、どんどんいなくなる。
それでも私は、会社に感謝している。私は恵まれていた。配属された部署は、財務関連の部署。同期にサイアクな部署行ったなって言われたけど、私はこの配属にとても感謝している。仕事の責任は重いけど、人間関係にはとても恵まれていたし、何よりも自分のやりたい事をこの部署で見つける事ができたから。
転職する勇気が持てたのも、この部署にいたからこそ。
給料がもっとよくて、もっと大手のいい会社に入っていたとしたら、多分ぬるま湯に浸かったまま仕事に対する自分の未来も夢もないまま、何もできない人間になっていたかもしれないから。大手の場合だと、どれだけの仕事をさせて貰えてるのかも分からない。個人的には、「中規模企業」の「本社」の経理業務に携わる事ができたのは非常に幸運だったと思っています。

この辺りの事は、次の会社に転職した時に激しく感じる事になるんですが…。

偉そうに書いているものの、私が特別に何かできるわけではないです。ていうかむしろできません。ただ、転職する前向きな姿勢がある事、面接等でその辺りを堂々と述べる事ができる事、そういう風にさせてくれた最初の会社及び上司・先輩に感謝しているんです。
貴重な財産だと思っています。

…痛い自分語りになってしまった…

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