考察3

2003年7月22日
2からの続き。(ムダ話が多いです)

銀行残高の減りっぷりに仰天した私は、とりあえず就職活動を開始。
学生時代に買ったリクルートスーツは、ねずみ色のようなグレー。すんごい高かったけど、今着てみると浮いている。同じグレーでも、せめて濃いグレーを選択しておけばよかった、でもグレーって、新卒っぽい雰囲気を醸し出すかな…
あと持ってるスーツは、1万円以下の激安スーツ。見てそれと分かる安っぽさ。よくこんなの着てたな…しかも茶色だよ…
大事なのは中身だけど外見も大事、とスーツを新調する事に。就職活動している友人がなかなか決まらず苦戦して長丁場になっているのを見ていたので、今のご時世就職活動はそういうもんなんだと、長期戦を予想して結構値段の張るスーツを身を削る思いで購入。黒の3点セット。「黒なら冠婚葬祭にも使えますよ〜」との店員のウリに素直に乗せられました。(もう探すのに疲れて流されたというのが本音)

で、翌日からさっそく面接。
貧乏性の私は同じ日に2件の面接を掛け持ち。
1社目。駅から徒歩10分以上。遠っ!!
時間ギリギリにつくと、パーテーションで区切られた応接に案内される。履歴書と職務経歴書を見せる。採用担当者と、入社した場合配属される部署の課長が面接。
「一ヶ月の振込件数はいくら位だった?」
「手形の割引か…僕はやった事ないな。何%位なの?」
「ウチは福利厚生が本当に立派で…保養所は特にすばらしい」
なんか、こんな面接でした。
私の他に3人受けているとの事で、合否の結果は郵送でお知らせしますと言われ面接は終了。そそくさと次の会社へと移動。
2社目。徒歩5分以内。
同じくパーテーションで区切られた場所に案内され、履歴書と経歴書を見てもらう。会社の案内パンフレットを貰う。「うちの会社を知っていましたか」「はい」「ほんとに?普通あんまり知らないんだけどなぁ」「…御社とは直接取引がなかったんですけど、御社の子会社の○×とは、前社では取引がありましたので存じていました←本当は昨日HPで確認して初めて知った」「へぇ〜」その人は人事の係長だったのかな?「お時間ありますか?人事部長の面接ありますので…」と、応接へ案内される。面接官が席を外した時に携帯を見ると、携帯に着信が入っていて、知らない番号だったんだけど照合してみると、1社目の会社からだった。何…でも今は出られない。
その後、超立派な超でかい応接室に案内されて、人事部長さんとの1対1の面接。
本当に、面接らしい面接だった。「履歴書や経歴書にも書かれているかと思いますが、今一度、退職理由をお聞かせ下さい」「前職でどのような仕事をしていたのですか?」「退職した理由をお聞かせ下さい」
就職活動を全くせずに数ヶ月、この日が初めての面接だったのだけれど、暇だったので下準備だけは死ぬほどやっていた。なので、割としっかり答える事はできた。特に、退職した理由、転職理由等については、自分が経理担当で保険給与退職金税金、仕入関連の支払いをしていたが、総務からの支払いデータを貰って払っていたに過ぎなく、支払先から数字に関する問い合わせがあっても答える事ができないのが嫌だった、これらを理解して、計算する立場になりたいと思っていたので、みたいな事を延々と話していた。私はこの日記の無駄な語りの長さから見ても分かるように、語り魔なのだ。そして、今回の2社は特に何も考えずに選んだ会社だった。言い方悪いが、「練習」させてもらう形で…
ちなみに、1社目は経理事務募集で、2社目は一般事務募集だった。職安の求人票にはそう書いていた。しかし、私がひとしきり熱弁を無駄にふるった後、人事部長が言った。「じつは、あなたが入社した際に配属される部署は人事部なんです」
て事は、今面接を受けている部長は、そのまま私の上司になるという事で…
「人事部に入社すれば、あなたがさきほどおっしゃっていたやりたいと言っていた事ができますよ」
「お時間ありますか」応接を出てパーテーションに戻る。今度は人事部の女性社員がやってくる。適性検査を受けた。「あなたが入社して担当する仕事というのは、この女性が現在やっている仕事で…聞きたい事があったら彼女になんでも聞いてみて下さい」適性検査終了。人事部長がやってくる。給与の話に入る。「ウチは低いでしょう。前職ではどのぐらい貰っていましたか」「えーと…」「えー、是非、入社していただきたいんですがどうでしょうか?最初にやるのは住民税の計算ですが、あなたが望むように保険関連や給与関連の仕事も回るよう配慮していきますから…」「返事は後日でもよろしいでしょうか」「分かりました」

なんなんだろこれ…と思いつつ帰り際に、携帯に入っていた着信履歴にリダイヤル。
「じつは、あなたを内定の方向で話を進めているのですが…」「家族と相談したいと思いますので、返事は明日に…」うーん、混乱してきた。

続く

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